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不妊に生理不順は関係する?生理の周期が乱れる原因とは

201604_01a女性のライフスタイルに欠かせない習慣といえば生理。気分が不安定になりイライラしたり生理痛に悩まされたり、男性には理解し難い女性特有の現象です。

学生時代、ほとんどの女性が生理について基本的なことを学校で教えられたと思いますが、生理不順については学ぶ機会がなかったのではないでしょうか。

生理不順は不妊との関連性も考えられており、女性にとっては大切な問題。効果的な妊活に取り組むためには、生理不順についても正しく理解しておく必要がありますね。

生理不順の原因

女性ホルモンの分泌が乱れたり、ホルモンバランスが乱れたりすると生理不順を引き起こしやすくなります。

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)、この2つの女性ホルモンがバランスよく分泌されていることが重要。

どちらか一方が不足したり、どちらか一方が過剰に分泌されたりすると生理の周期が狂い、生理不順となってしまいます。

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女性ホルモンに影響を与える悪い習慣

●ストレス過多
ホルモンバランスを操作しているのは脳内の視床下部です。ストレスの影響を受けやすいところなので、過剰なストレスを感じると女性ホルモンの分泌を妨げてしまいます。

●栄養が不足する
ビタミンやミネラル、タンパク質が不足するとセロトニンが減少し、ホルモンバランスが乱れやすくなります。健康的な食生活で、バランスよく栄養を摂取しましょう。

●不規則な食事
食事の時間がバラバラになりがちな女性、1日の食事の回数が不規則な女性はホルモンバランスが乱れやすくなり、女性ホルモンの分泌を邪魔するおそれがあるので要注意!

●冷え症
体温が下がると血行不良になりやすく、女性ホルモンに悪い影響を及ぼします。冷え症を改善したり体温を下げないよう気を配ったりして、ホルモンバランスを保ちましょう。

●無理なダイエット
無理なダイエットで栄養が偏ると女性ホルモンの分泌を妨害し、ホルモンバランスや体内リズムが乱れることで生理不順を引き起こしやすくなります。

●不規則な睡眠
女性の健康に関係が深い、成長ホルモンやメラトニンなどが分泌される就寝中。寝不足や夜更かしなど不規則な睡眠はホルモンの分泌を邪魔するのでNGです。

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症状による生理不順

生活習慣のほかにも、卵巣や子宮など生殖機能にトラブルがあり生理不順を引き起こすケースもあります。

あまりにも生理不順が改善されない場合には産婦人科やクリニックで検査して、症状や原因を特定する必要があるでしょう。

●黄体機能不全
エストロゲン(黄体ホルモン)が正常に分泌されず、排卵に障害が出る症状。エストロゲンが減少すると排卵から生理が始まるまでの期間が短くなり、生理不順となります。

●無排卵周期症
生理が24日周期、または生理の周期が39日以上の場合は無排卵周期症の可能性が高いです。生理の周期が乱れやすく正常に排卵が行われない症状。

●子宮発育不全症
子宮の大きさが小さく、不妊症や流産の原因になりやすい症状です。慢性的な生理不順、生理がきても出血が少ない、生理痛がひどいなどトラブルが重なる場合には検査したほうがいいかもしれません。

生理不順と不妊症

今回ご紹介した生理不順の原因は、いずれも不妊症をまねく原因にもなります。放っておくと妊娠しにくい体質になるおそれがあり、改善しなければならない課題です。

効果的な妊活に取り組むためには、生理を管理することも不妊を予防する生活習慣の一つ。ひどい生理不順で悩んでいる女性は、ライフスタイルを見直すことも必要です。

また、検査するなどして生理不順の症状を把握しておくことも大切。原因が分かれば改善する方向性も見えてくるので、日頃のライフスタイルを管理しやすくなりますね。

生理不順を“体質”とか“癖”と思い込み放っておく女性もいますが、これは好ましくありません。正しく原因を把握し、生理不順を改善することを強くおすすめします。