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妊娠中は血糖値に注意して!妊活で知っておくべきリスクの問題


妊活中は、妊娠した場合に備えて正しい知識を身につけておくことも大事。その一つが、妊娠したときの血糖値の管理について。

妊娠するとホルモンの影響で血糖値が下がりにくくなり、慎重に管理しないと直ぐに血糖値が高くなってしまいます。

妊娠中に血糖値が高いと、胎児に悪い影響を及ぼし、様々なリスクの原因になるんです。たとえば、高血糖が引き起こす流産や早産などのリスクも高まります。

●母体への影響
妊娠高血圧症候群・尿路感染症・ケトーシストイッタ合併症・羊水過多症・網膜症など
●胎児への影響
呼吸障害・巨大児・ダウン症・多血症・先天奇形・先天障害など
●出産への影響
早産・流産・子宮内での胎児死亡など

妊娠高血圧症候群

高血糖がまねく合併症の一つに、妊娠高血圧症候群があります。自覚症状がなく、検査しないと判明しないため厄介な症状です。

症状が重くなると肝機能障害や脳出血を引き起こす可能性もあり、決して軽く考えてはいけないのが妊娠高血圧症候群。

妊娠中に発症すると胎児にも悪い影響を及ぼすおそれがあり、早産や流産のリスクを高めてしまう非常に危険な症状なのです。

高血糖になりやすい食品

血糖値を上げないためには、まずは食生活を管理する必要があります。妊娠中は、血糖値を高める食品を避けるように注意しなければなりません。

その目安として、グリセミック・インデックス(GI)が高い食品は摂取しないこと。フランスパンや食パン、白米やアイスクリームはGIが高い食品です。

里いもやジャガイモ、カボチャや栗なども血糖値を上げやすい食べ物。そのほかにも、トウモロコシやニンジン、山芋や練乳などもGIが高い食品。

妊娠中は血糖値を高める食事は避け、ビタミンやミネラルが豊富に含まれる野菜や果物を積極的に摂取するよう心がけたいですね。

妊娠中の食生活

妊娠中は糖質や塩分過剰に摂取しないこと!糖質や塩分の摂り過ぎは妊娠高血圧症候群のリスクを高めてしまうため、1日あたり8gくらいの塩分が目安です。

塩分や糖質の過剰摂取を防ぐには、素材本来の味を活かした調理が好ましいと言えます。

反対に、積極的に補いたい栄養素が鉄分・カルシウム・葉酸・タンパク質・食物繊維・ミネラル・ビタミンなどです。これらは妊娠中の健康を管理する重要な栄養素になります。

そして、妊娠中は食事のタイミングも大切なポイント。空腹時にたくさん食べるのは好ましくありません。食べ終わったあと、血糖値が急激に高くなるからです。

妊活中は、妊娠に備えて正しい知識を身につけることが大事。今のうちから妊娠したときのことを考えて、血糖値を管理する習慣を心がけましょう。