不妊治療・ストレス・息抜き・少量の飲酒

不妊治療を頑張っている人の誰もが、1日でも早く赤ちゃんを授かりたい、妊娠したい、そう望んでいます。でも、不妊治療を始めたからといって、すぐに妊娠できるわけではありません。不妊治療には適したタイミングというものもあり、何が原因の不妊なのかにもよりますが、年単位で時間がかかってしまうことも珍しくはありません。

なかなかいい結果が出てくれないと、これだけ頑張っているのにどうして？とストレスも溜まりますよね。感じたストレスは溜めこまずに、息抜きをして過ごすようにしましょう。不妊治療中に感じるストレスを解消するための、息抜きにおすすめなことをご紹介します。

不妊治療中のストレスはNG？

不妊治療はストレスを感じやすいものです。ストレスを溜めこむとはよくないといわれていますが、実は不妊の原因のひとつといわれているのが、ストレスです。
生殖ホルモンは脳にある視床下部がコントロールしているのですが、ストレスを感じると視床下部が反応します。その影響で生殖ホルモンの分泌は後回しとなっていくので、ホルモンバランスの乱れ、排卵機能の低下、というような問題が発生しやすくなって、不妊を招いてしまいます。

もちろんストレスの影響は女性にだけではなく、男性にも発生します。男性ホルモンの低下によって精子の数が減ったり、元気な精子が作られなくなるといった問題も、ストレスによって発生するといわれています。

ストレスだけが原因ではないものの、ストレスが不妊に大きく影響している、ということを知っておいてくださいね。

パートナーとの話し合い

不妊治療は女性一人が頑張ってしまいやすいものです。でも、一人で頑張り続けるのって大変ですよね。パートナーが不妊治療に対して協力的な姿勢を見せてくれると、頑張ろうという気持ちも生まれやすいです。

ストレスが溜まっていると感じたら、一人で悩んだりストレスを溜めこまずに、パートナーと話し合ってみましょう。辛い気持ちを発散して、落ち着くまで話を聞いてもらうと、溜まっていたものがスーッととれていくはずです。

ただし男性側にも不妊の原因がある場合は、一緒に辛い思いを発散しあって、しっかりと相手を受け止めてあげることも忘れないでくださいね。

食事の栄養バランスを整える

不妊治療中は食事に気を遣っている人も多いと思いますが、イライラしやすくなる原因はたんぱく質不足にあるといわれています。たんぱく質を積極的に摂取するように意識しましょう。実は妊活にもたんぱく質は必要です。質のいいたんぱく質を摂取して、イライラの原因を取り除いてしまいましょう。

自分の好きなことをする

自分が好きなことって何かありますか？不妊治療中は妊活を頑張ることばかりに全神経が注がれて、好きだったことも忘れてしまう毎日を送っていないでしょうか。妊活を頑張ることは大事ですが、時には自分の楽しさを優先させてください。楽しい、幸せと思えることに挑戦してみてください。笑顔になってスッキリすると、ストレスもなくなっていきます。

お酒を飲む

お酒は妊活にNGというイメージがありますし、あまりよくないものです。アルコールも妊娠中の赤ちゃんに影響するため、控えるように…といわれているのですが、お酒が好きな人にとってお酒が飲めないこともストレスになります。

お酒を飲むと、活性酸素の影響で卵子の質が低下するなどというのですが、これはあくまで大量の飲酒をした場合です。少量のお酒であれば、今のところ問題ないと言われています。少量のお酒は血行促進にも役立ってくれるので、身体を温めたり血の巡りを良くするといった働きもあります。

ストレスは溜めこまないで上手に発散して、不妊治療を乗り越えましょう。