妊活のしおり

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体の内側から不妊を改善!妊活中の女性の救世主はサプリより天然素材?

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現代の栄養不足問題

50年前の日本と今を比べたとき、野菜や果物に含まれる栄養素の量が急激に減少していることをご存知ですか?文部科学省のデータでは次のとおり。

<ほうれん草>
ビタミンA・・・7分の1に減少
ビタミンC・・・4分の1に減少
鉄分・・・6分の1に減少

<にんじん>
ビタミンA・・・6分の1に減少
鉄分・・・10分の1に減少

これらは一部の例ですが、現代の日本は少量の野菜だけで十分な栄養が補えない時代。にんじん一つを例にしても、鉄分を補うためには10倍の量を食べる必要があります。

1回の食事でにんじん10本・・・、さすがに毎日は続けられません。にんじんだけに限らず、ほかの野菜や果物でも同じことが言えます。

妊活に大きな影響を及ぼす食生活の問題。現代の日本では、すべての栄養素を食事から完璧に補うことは難しい状況なんですね。

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妊活に必要な栄養

本人が意識して食事に気を配っていても、先ほど紹介した野菜のように自分では気づかないうちに栄養が不足してしまっている場合もあるわけです。

そのなかでも、妊活中の女性が特に不足してはならないのがミネラルとビタミン。ほとんどの女性が不足しているという事実がデータを見れば分かります。

厚生労働省が30代~40代の女性を対象にした調査では、妊活中に必要と推奨される栄養素の摂取量に対し、約50%~60%が不足しているとのこと。

野菜や果物に含まれる栄養素が減少している問題や、加工食品に含まれる添加物(リン酸塩)がミネラルの吸収を妨害しているなど、それらが上手く栄養を摂取できない理由の一つとされています。

●妊活で必要になる栄養素
ビタミン・ミネラル・鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・葉酸

●卵子(精子)と卵巣の働きに欠かせない栄養素
ビタミン・ミネラル・タンパク質・糖質・脂質

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不足する成分を補うのは?

妊活中は特に、バランスの良い食事を心がける必要があります。しかし実際には、毎日の食事だけで必要な栄養素を補うのは困難。

サプリメントで成分をサポートするのも一つの手段です。ただし注意したいのは、あまり効果のないサプリメントを選ばないようにすること。

すべてのサプリメントが優れた品質ではありません。なかには粗悪なサプリメントもあり、妊活中の人が飲んでも役に立たないサプリメントもあるのです。

そのため、妊活に真剣に取り組んでいる女性や妊活中の栄養にこだわる女性は、天然素材を選んで摂取する傾向が強いです。

妊活中に不足しがちな栄養を天然素材の成分から補うことで、妊娠しやすい体質づくりに良い影響が期待できるからだと考えられます。

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葉酸の効果とは?

ミネラルやビタミンと同様に、摂取したい栄養素が葉酸。流産のリスクを下げる効果が期待でき、胎児の先天性障害を防ぐためにも必要とされているビタミンの一種です。

また、胎児は胎盤の中で細胞分裂を繰り返しながら成長し、10ヶ月の期間を経て母体の外へ出てきますが、このメカニズムをサポートする役割も葉酸にはあります。

特に脳や神経が形成される受精から3ヶ月間は大事な期間。妊娠する前から体内の葉酸を不足させないように摂取しておくのがベスト!

1日に摂取する目安としては、妊活中は、食事からの推奨摂取量/ 400マイクログラム・1日(その他プラスして、サプリメント等から400マイクログラム)、妊娠中は、食事からの推奨摂取量/ 480マイクログラム・1日(その他プラスして、サプリメント等から400マイクログラム)が適正な量とされています。

妊娠しやすい体質へと~

「妊活で必要になる栄養素」と「卵子と卵巣の働きに欠かせない栄養素」をバランスよく適正な量だけ摂取するために、妊活中は天然素材の成分を上手に役立てたいところですね。

バランスよく栄養を摂ったからといって必ず妊娠できるという保証はありませんが、何もせずに放っておくほうが大問題です。

まずは体の内側を整えて、妊娠しやすい体質へと改善する環境を自主的につくることが大切。食事で不足しがちな栄養素を天然素材の成分で補うなどして、健康管理と栄養管理を疎かにしないよう心がけましょうね。