妊活は睡眠も大事?妊活を成功に導く睡眠方法とは
妊活を成功に導くために必要な睡眠方法、睡眠時間、睡眠の体勢についてご紹介します。
妊活に睡眠が大切なワケ
妊活に睡眠が大切なのは、理由があります。
・睡眠中に細胞が修復される
人間の身体は、毎日の疲れを睡眠によって癒します。疲れたときは眠くなる、のは人間が本能的に眠って疲れを回復させようとしているからです。
疲れを癒す=細胞を修復するということなので、卵子を作る細胞も、睡眠中に修復されます。卵子の質を高めるためには、しっかりと卵子を作る細胞を修復させる必要があります。
傷んでしまった細胞を修復するのが、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンです。卵子を活性酸素から守る働きもあります。睡眠不足で睡眠ホルモンの分泌量が少ないと、卵子が成熟しづらい、といわれています。
・女性ホルモンを刺激する
眠っている間にノンレム睡眠とレム睡眠の2種類が繰り返されています。ノンレム睡眠のときには、成長ホルモンがたくさん分泌されるのですが、成長ホルモンは様々なホルモンの分泌を調整する働きを持っているため、妊活には重要な女性ホルモンの分泌を促進させ、妊娠しやすい身体作りがしやすくなります。
・自律神経が整う
自律神経とは、身体の機能を司る働きがあります。自律神経の乱れは妊娠力を低下させてしまう恐れがあるため、自律神経を整えることが妊活の成功につながります。睡眠によって自律神経を整えることができれば、体温の調整機能なども働いてくれるため、身体も温まって子宮や卵巣の機能も高めてくれるでしょう。
妊活に最適な睡眠時間
妊活を頑張りたい人に最適な睡眠時間は、90分の倍数で計算した時間です。4時間半、6時間、7時間半といった90分刻みで睡眠時間を考えてみてください。これは妊活に限らず、健康的で目覚めやすく、快適な睡眠にするためにおすすめです。
ノンレム睡眠とレム睡眠は90分ごとに繰り返されるといわれているので、意識してみてください。ただし、4時間半となると少し睡眠時間が短いかなと感じます。6時間から7時間半ぐらいの睡眠時間を維持できるといいですね。
最適な睡眠時間は、眠る時間だけではなく眠っている時間帯も意識しましょう。22時から2時までの間を、睡眠のゴールデンタイムと呼びます。成長ホルモンが一番活発になる時間帯だからです。ただし22時に眠れる生活を送っている人はごくわずかだと思います。遅くても日付が変わるまでには眠るようにすると、ゴールデンタイムを感じながら眠ることができます。
妊活に最適な睡眠方法
睡眠方法にも工夫をして、より眠りやすく質の良い睡眠を手に入れるようにしましょう。睡眠を高めるために、睡眠前の刺激やアルコールを極力控えてください。
・テレビやスマホを見ない
・アルコールは控える
・夜は激しい運動をしない
というようなことを守れるといいですね。いずれも交感神経が刺激されてしまうので、睡眠が浅くなりやすく、目も覚めやすくなります。
入浴や夕食もそのうちのひとつです。入浴にはリラックス効果もありますが、湯船につかると交感神経は刺激されます。1時間前には入浴を終えておきましょう。夕食も2時間前まで、といわれています。消化がすべて終わった段階で眠れるように、食事の時間も調整してくださいね。
妊活にいい眠る体勢って?
妊活中の眠る体勢について、色々な情報がありますが、大事なのは自分が一番眠りやすい体勢で眠ること、です。意識しすぎて眠りが浅くなってしまうと、睡眠の効果が妨げられてしまいます。リラックスしてぐっすり眠れる体勢を見つけてみてくださいね。