妊娠する力が衰える理由

高齢になると出産しにくい理由は、原始卵胞の働きが深く関係しています。原始卵胞は卵子をつくる役割があり、この機能が衰えると妊娠する力が弱くなります。

産まれたときは約200万個ある原始卵胞ですが、生理が始まる年齢になると約30万個まで減少。それ以降も年齢を重ねるごとに、少しずつ原始卵胞は減っていくんです。

さらに、年齢が高くなるにつれて原始卵胞の働きが弱くなるため、つくりだされる卵子の質も低下し、受精に影響を及ぼすようになります。

高齢出産の注意点

原始卵胞のほかにも卵巣の働きや血管の機能が衰えていき、胎児へのリスクが高くなるのも高齢出産の特徴です。

流産や早産、妊娠高血圧症候群などが起こりやすくなり、年齢が高くなるにつれて慎重に健康を管理する必要があります。

とくに妊娠中の高血圧は厄介で、妊娠高血圧症候群を引き起こす危険性があるので要注意。妊娠中に限らず高血圧は妊娠しやすい体質づくりにも悪影響を及ぼすので注意しましょう。

妊活する力を高めるために

30代に入ると妊娠する力が低下していくわけですが、卵巣や子宮の働きを高めるためには日頃の健康管理や必要な成分を補うことが重要です。

不健康な生活習慣や乱れた食生活は妊娠しやすい体質づくりの邪魔をし、正しい妊活の妨げとなってしまいます。

たとえば、喫煙やアルコールの飲み過ぎ、寝不足やストレスを溜めやすい環境などは妊活に好ましくありません。また、バランスの悪い食事も避けるべきですね！

天然素材で栄養を補う

厚生労働省が30代～40代の女性を対象に調査したデータでは、「妊活中に必要な栄養素の摂取量に対し約60％が不足している」という結果が出ています。

つまり、妊活中にも関わらず6割の栄養が不足している状態。ただでさえ妊娠する力が衰えているのに、栄養不足なんて絶対ダメ！

●妊活で必要になる栄養素
ビタミン・ミネラル・鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・葉酸

●卵子（精子）と卵巣の働きに欠かせない栄養素
ビタミン・ミネラル・タンパク質・糖質・脂質

かといって、日頃の食事から妊活に必要な成分をすべて摂取することは難しい話。ドリンクやサプリメントなどで必要な成分を補わなければなりません。

より効果的な成分を補うために、天然素材にこだわることも大切です。天然素材であれば、体にも優しく健康的。

たとえば子宝の果実として有名なザクロのジュースには、妊活に必要な葉酸・エラグ酸・酒石酸・クエン酸・カリウムが含まれており、ミネラルやビタミン、ポリフェノールも豊富です。

ただし、添加物が入っているものは好ましくありません。添加物はミネラルの吸収を妨げてしまうといわれており、無添加のザクロジュースを選ぶことが重要なポイント。

さらに体を労わるなら、原料のザクロは無農薬であるべき！そして、ザクロの有効成分を多く摂りいれるためには、ザクロ果汁100％であることも見逃してはいけないポイントです。

高齢出産にあたる妊活中の女性は、日々の健康管理と正しい食生活が妊娠しやすい体質づくりに欠かせない条件となります。

くれぐれも妊活を妨げるような習慣は避けましょう。高齢出産に備えて、健康的なライフスタイルを心がけたいですね。