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妊活のタイミング法って何?具体的な方法をご紹介


不妊治療といっても様々な方法があり、段階を経て妊娠する確率を高めていくのが一般的。つまり、妊娠しにくいからという理由だけで、いきなり人工授精は、しないわけです。

基本的に不妊と向き合う場合、まずは原因を検査して、治療方針を決めます。不妊は女性だけが原因とは限らないので、男性も検査するのが好ましいと言えます。

不妊治療の初期として自然妊娠の確率を高めるタイミング法を試み、効果がでなければホルモン治療で月経サイクルを正常に戻すための体質改善も検討するでしょう。

タイミング法で自然妊娠が困難だと医師が判断すれば、人工授精顕微授精(体外受精)で卵子と精子を結び付け妊娠する方法を試みるのが不妊治療の流れです。

妊娠しにくいと諦めて人工授精を思い浮かべる人も多いですが、タイミング法でも不妊を克服したケースもあるので、まずは正しい知識を身につけることが重要ですね。

タイミング法とは?


タイミング法とは、ずばり「妊娠しやすい日」を狙い定めて性交渉を行うこと。つまり、排卵日を予測して自然妊娠する確率を高める方法です。

タイミング法は2種類あり、自然周期タイミング法と排卵誘発タイミング法のどちらか、または両方を試して不妊治療します。

<<自然周期タイミング法>>
尿検査や基礎体温をはかり、超音波による検査などで排卵日を予測。データに基づいたスケジュールで性交渉を行い、受精する確立を高めます。

<<排卵誘発タイミング法>>
排卵誘発剤で卵巣を刺激し、卵巣の機能を高め質の良い排卵を起こすのが目的。そのうえで自然周期タイミング法を試みながら自然妊娠を目指す方法。

もっとも確率が高いタイミング法は?

排卵日を狙い定めて性交渉するのがタイミング法ですが、もっとも受精する確率が高いのは「排卵の2日前から排卵日の前日」とされています。

しかし、2日前というのはジャストな判断が難しいため、予測した排卵日の4日前から排卵日の前日にかけて“4日連続”で性交渉を行うことが理想的なタイミング法。

排卵日の当日が妊娠しやすいというイメージがありますが、実は排卵日の2日前から前日までが最も妊娠しやすい日なんですよ。

排卵は、どのタイミング?


排卵日を正しく理解するには、月経のサイクルを知る必要があります。

<<増殖期>>
およそ20個の原始卵胞から質の良い1個の卵胞が選ばれる

<<排卵期>>
質の良い1個の卵胞が2cmほどに成長し、卵巣から抜け出す

<<黄体期>>
子宮内膜が受精卵の受け入れを準備する

<<月経期>>
不必要な子宮内膜が血液と一緒に体の外へ排泄される

排卵期で卵巣から抜け出した卵子は卵管にたどり着き、卵管膨大部で待機している卵子は精子と出会い、受精するのが妊娠のメカニズムです。

排卵日を予測する方法

正直なところ、ジャストな排卵日を断定するのは困難です。産婦人科やクリニックで尿検査や超音波検査、基礎体温の管理などデータから排卵日を予測するのが通常です。

タイミング法は排卵日が決め手になる治療法なので、月経のサイクルは非常に大切な管理項目となりますね。

いずれにしても、タイミング法で自然妊娠を望むなら、医師の診断を受けて不妊の原因を検査する必要があるでしょう。

いくら排卵日を狙い定めて性交渉を頑張っても妊娠しない場合、男性不妊(精子の質が原因)というケースもありますから、まずは夫婦そろってしっかり検査することをおすすめします。