妊活のしおり

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妊活とは何?これだけは知っておいて欲しい妊活の基礎知識

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近頃よく耳にするようになった妊活。あなたは妊活について正しく理解できていますか?

そもそも妊活は、2008年の終わり頃にジャーナリストの白河桃子さんがネーミングした言葉。白河さんといえば、“婚活”という言葉の名づけ親でもありますね。

女性の社会進出が当たり前となった現代では必然的に晩婚化が進み、35歳を超えての出産は今どき珍しくありません。

内閣府の調査によると、女性の5人に1人が35歳以上で第一子を出産しているというデータもあるくらいですし、昔と今では子供を授かるタイミングが違うわけです。

妊活とは?

年齢と共に低下する卵子の質。それに伴い子宮や卵巣の働きも衰え妊娠力が弱まり、妊娠しやすい環境を自主的につくらなければならないのです。

つまり、妊娠しやすい環境や体質づくりに役立つ知識を身につけ、体調管理やライフスタイルの改善などを積極的に行う活動が妊活となります。

また、自然妊娠が難しいと判断される場合には、産婦人科やクリニックで不妊治療に取り組む必要もあるでしょう。それらを含め、妊娠するための活動が妊活です。

不妊の原因

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不妊の原因は人それぞれですが、卵子の問題だけでなく精子が原因の場合もあります。これを男性不妊と言いますが、自覚症状がないため医師の検査で判明するケースがほとんど。

ですから、女性だけが検査を受ければ良いというわけではありませんし、正しい妊活を始めるためには夫婦そろって産婦人科やクリニックで検査しなければなりません。

<女性の不妊症>
排卵の問題・卵管の問題・子宮内膜症・子宮頸管の問題・着床障害・抗精子抗体など

<男性の不妊症>
・精子の問題(精子無力症、乏精子症、無精子症)
・射精の問題(膣内射精障害、逆行性射精)
・性器の問題(勃起不全(ED)、先天性精管欠損、閉塞性無精子症)

食生活の改善

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妊活で特に重要となるのが食生活の見直し。まず、添加物を含む食品は食べないこと。栄養の吸収を阻害してしまうので、添加物は妊活に好ましくありません。

積極的にバランスよく摂取した栄養素が、ビタミン・ミネラル・鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・葉酸・タンパク質・糖質・脂質・エラグ酸・クエン酸・ポリフェノール。

さらに、飲み物も要注意。糖質入りの炭酸飲料やカフェイン、エナジードリンクや栄養剤、アルコール飲料は避けたいところ。

その代わり、ヨーグルトや牛乳などの乳性飲料、そば茶やタンポポ茶、無添加・無農薬で凝縮タイプ100%のザクロジュースなどが妊活に好ましい飲み物です。

特にザクロには、葉酸・エラグ酸・酒石酸・クエン酸・カリウム、ポリフェノールやミネラル、ビタミンが豊富に含まれているので妊活中の女性におすすめのドリンクですね。

冷え性は禁物!

基礎体温の管理は妊活の課題。なぜなら、冷え性は妊娠に悪い影響を及ぼすからです。

体温が下がると血行が悪くなり、子宮や卵巣に栄養や酸素が運ばれにくくなることで卵子の質を低下させ、生殖器の働きを弱めてしまうおそれがあります。

温活に取り組みながら基礎体温を管理し、適度な有酸素運動を心がけるなどして、くれぐれも冷え性を予防しましょう。血行促進は、妊娠しやすい体質づくりに欠かせません。

不健康な生活習慣はNG

言うまでもありませんが、妊活は健康的な習慣を心がけることが大前提です。睡眠不足や不規則な就寝時間は体内時計を狂わせてしまい、自律神経やホルモンバランスを乱す原因。

女性ホルモンの分泌が低下すると排卵や子宮に影響を及ぼすので、正しい妊活に取り組むのであれば睡眠を管理することも非常に重要なのです。

もちろんタバコもダメ。体内で過剰な活性酸素を発生させる原因となり、細胞が酸化することで妊娠しにくい体質になってしまうリスクが高くなります。

それから、ストレス管理を疎かにしないことも大切。ストレスを溜めるのも自律神経やホルモンバランスを乱す原因。くれぐれも注意してくださいね。

今回お話した妊活は、ほんの一部。妊活に必要な知識は山ほどあります。けれど、まずは基本をしっかりと身につけて、習慣化することが大切です。

正しい妊活に取り組むために、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。夫婦そろって同じ条件で妊活に取り組めると、さらにベストですね。